5.4 X Window システム・ 347 これで、ディレクトリの中に多数のファイルが作成されます。それらのうちのいく つかは T に関連したものであり、そのほかは索引を生成するために使用されるもの です。 texindex コマンド (Texinfo パッケージに含まれています ) は、その索引を が利用できるような形に再フォーマットするのに使用されます。ですから、発行 すべき次のコマンドは、 eqqplant$ texindex vacuum. ?? ワイルドカード ? ? を使用すると、そのディレクトリにある 2 文字の拡張子を持っす べてのファイルに対して、 texin dex が実行されます。これらは、索引を生成するた めに Texinfo が作り出したファイルです。 最後に、を使用して Texinfo ファイルを再フォーマットする必要があります。 これによって、クロスリファレンスが整理され、索引が取り込まれます。 eqqplant$ tex vacuum. texi こうすれば、 vacuum. d ⅵが作成されます。これは xd ⅵで見るか、印刷可能な形 に変換することのできる DVI ファイルです。 . dvi ファイルの印刷方法については、 「 5.3.1 "IVX と」を参照してください。 毎度のことですが、 Texinfo システムについても、もっと知るべきことがたくさん あります。 Texinfo は、 lnfo リーダが利用可能な独自の完全な lnfo ページを持って います。さもなければ、すでに基礎的なことはもうわかったはずですから、を使 用して自分で Texinfo の解説のソースを整形することもできます。 Texinfo の解説 に対する . texi ソースは、 Texinfo のソース・パッケージにあります。 5.4 X Window システム 本節では、 X Window システムを取り上げます。これは、 Linux で利用できるも っとも強力かつ重要なソフトウェアパッケージの 1 つです。前に UNIX システム上 で X を使用したことがあるなら、 Linux 上で X を実行するのも大した違いはありま せん。これまでに X を使用する機会がなかったとしても、恐れることはありません。 本書が手助けします。
346 ・ 5 章パワーツール 時、 vacuum. info がさまざまな種類の分割ファイルを指す最高レベルのファイルに なります。すべての vacuum. info ファイルが同じディレクトリにあるかぎり、 lnfo リーダはそれらをみつけることができるはずです。 Texinfo ソースから lnfo を生成するために、 Emacs コマンド「 M-x makeinfo-re- gion 」や「 M-x makeinfo-buffer 」も使用することができます。 C-h i コマンドを使用すれば、 Emacs の中から lnfo ファイルを見ることができま す。 Emacs の lnfo モードの中では、 g コマンドを使用して、次のように lnfo ファイ ルへの完全なパスを指定する必要があります。 G0t0 node : (/home/loomer/mdw/info/vacuum. inf0)Top これは、 Emacs が通常は自分の lnfo ディレクトリ ( おそらくは、 /usr/local/emacs /info) 内だけで、 lnfo ファイルを探すからです。 もう 1 つの選択肢は、 Emacs に依存しない lnfo リーダである info を使用すること です。コマンド eggplant$ i 0 ー { vacuum. i量0 は、新しい lnfo ファイルを読み込んで、 inf0 を起動します。 システム上のすべてのユーザに対して新しい lnfo ページをインストールしたけれ ば、 Emacs の info ディレクトリにある dir ファイルの中に、それに対するリンクを 追加する必要があります。詳しい方法は、 Texinf0 ドキュメントに記述されています。 ソースから印刷されたドキュメントを作り出すには、システム上にをインスト ールしておく必要があります。 Texinf0 ソフトウェアは、 TEX のマクロファイル tex- info. tex に付いてきます。それには、で整形処理する際に Texinf0 が使用する すべてのマクロが含まれています。正しくインストールされた場合、 texinfo. tex は システム上の "I 入力ディレクトリにあるはずです。そうなっていれば、 " I はそれ をみつけることができます。そうでないならば、 Texinf0 ファイルのあるディレクト リに texinfo. tex をコピーしてください。 まず最初に、蝨を使用して Texinfo ファイルを処理します。 eqqplant$ tex vacuum. texi
5.3 @node Concept lndex, , lnvoking, Top @unnumbered Concept lndex @printindex cp テキストと文書の処理・ 345 こで、 @printindex cp は、フォーマッタにこの場所に概念索引を入れるよう 告げます。機能索引、コマンド索引などといったほかのタイプの索引もあります。 れらはすべて、 @cindex コマンドや@printindex コマンドに似たコマンドで生成 されます。 この Texinfo ソースの最後の 3 行は、次のとおりです。 @shortcontents @contents @bye これらのコマンドは、フォーマッタに、要約した目次を作成して (@shortcon- tents) 、さらに完全な目次を作成し (@contents) 、最後に整形処理を終了する こで@shortcontents は、章と付録だけをリストし (@bye) ように命令します。 た簡単な目次を生成します。実際には、長いマニュアルの場合だけが、 @contents に加えて@shortcontents を必要とします。 (2)Texinfo を整形する lnfo ファイルを Texinfo ソースから作り出すには、 makeinfo コマンドを使用し ます ( このコマンドは、 Texinfo を処理するために使用するほかのプログラムととも に、 Texinfo のパッケージに含まれています。 Emacs にバンドルされていることも あります ) 。コマンド eggplant$ makeinfo vacuum. texi は、 vacuum. texi から vacuum. info を作り出します。 makeinfo は、ソースの中で @setfilename によって指定された名前を出力ファイル名として使用します。ー 0 オ プションを使用すれば、出力ファイル名を変更することができます。 結果として生ずる lnfo ファイルが大きい場合には、 makeinfo はそれを vacuum. info-l 、 vacuum. inf0-2 、などと名付けられた一連のファイルに分割します。この